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 コロナ渦中であっても、新しいビジネスは着々と進展している。

 自動操縦ドローンによる農地の監視がわが国でもどの程度進むのか、相当な設備負担を強いられるIOTセンサーをくまなく設置するよりも、センサーとカメラ付きドローンを飛ばせておく方がコスト的には割安なのかもしれない。屋根工事の工務店がドローンを使うことで工期短縮と効率化を達成したように、中小農家にとっては現実的な選択肢ではないだろうか。

 古くから存在する一方で本邦では必ずしも浸透していないのが農業関連保険である。コロナ禍による流通の停滞、地震や台風等の災害、盗難・事故に対して、第一次産業向けの保険や保証はもっと広い選択肢とコスト競争を通じた手軽さが求められる。今回のニュースにある今般の厄災を通じた再保険市場自体の拡大が見込まれるように、生産リスクや在庫リスクに対するヘッジ手段としての保険はより活用されてしかるべきであり、そのためには他の産業分野で過去に見られたように、例えば外資系の参入を通じた市場の拡大と競争促進がその一つの道筋であろう。

以下筆者私見である。直近、家庭用食材としての代替肉を試す機会があった。ハンバーガー等の最終商材としての経験はあったが、ひき肉原料としての大豆由来の代替肉を家庭で試すとまた別の見え方があった。すなわち、肉と思って食べれば肉と思えなくはない、とは代替肉ハンバーガーの場合と同様である。一方で、これと調理する場面では、粘度や焼き方・時間というものは当たり前であるが本物の肉とは異なる。そこで、あたかも肉に近づけるように形と味付けを整えるという行為が、果たして家庭内で必要なのかという疑問がわいてきた。もちろん、ハンバーガーやミートソースを食べたいからそれをレストラン等で食べる、ただし、代替肉が選択肢にあればそれを選ぶという発想は順番として正しいのであろうが、家庭で作るならば肉に似せるのではなく、そのまま大豆たんぱくのもっとおいしい方法を使って構わないのではないか、という考え方である。日本には豆腐でもそのそぼろでも厚揚げでも、あるいは某カッ〇ヌードルの謎肉というものもある。動物性たんぱくとしての肉の需要は減る傾向としても、それを代替するという視点ではなく、新しい食材分野としての植物性たんぱくが別の形で発展するようにも考えた次第。